Monthly Archives: 12月 2013

大衆車シボレーと高級車キャデラック

この世界最大の自動車会社が、赤字続きで大きな経営難に陥るとは誰しもが夢にも思わなかったでしょうね。とうとう破綻にまで追いこまれ、アメリカ政府の融資とその当然の見返りとして監視のもとで再建されるということになりました。1950年代からGMを知っている人にとってはまったく驚天動地の出来事とでも言えるのではないでしょうか。1950年代の初めにGMと言えば、アメリカのみならず世界最大級の企業だったんですからね。こうした大不振への対策としてGMはオールズモビルに続いてポンティアックとビュイックも止めて、乗用車は大衆車シボレーと高級車キャデラックの2ブランドに絞る方向で検討されているようですね。 Read the rest of this entry >>

古き良き自動車

アメリカのミシガン州フリント。デトロイトから北西100キロほどの所にあります。ちょうど中間にはポンティアック市があり、またフリントからさらに北西に行くとGMのステアリング製造部門で知られたサギノー市があります。フリント市から西南西に行くとオールズモビル工場のあったランシング市で、この辺りは主要工場の密集したアメリカ自動車産業の中心地と言われますよね。フリント市は工業都市でその中核はGMのビュイック工場です。1950年代にはアメリカは世界の自動車産業の半分を占めていましたが、そのまた半分を占めていたのがGM(ゼネラル・モーターズ)です。GMは1社で全世界のl/4を独占していたことになりますよね。 Read the rest of this entry >>

アメリ力的に派手でドラマチックな車

新しいV8エンジンを作れないカイザーは、1954年に古い6気筒いかにもアメリ力的に派手でドラマチックな力イザーマンハッタン。コンテイネンタルにクラッチ付きの遠心式過給機を付けて140馬力に強化しますが、「スーパーチャージャーを付けた車は消滅する」というアメリカのジンクスに打ち克つことはできなかったようです。多くの人にとって最も忘れ難いカイザーは、ミッキーマウスの目のような巨大な前後ウインドシールドを持つデザインは、これまたアメリカそのものといえるでしょう。1952年型はウインドシールドの中央に柱があり、ダッシュボードにクラッシュパッドを付けた史上初の車となりました。新しい年型では柱がなくなり、ボンネットが平らになってエアスクープが付き、グリルもいっそう派手になります。 Read the rest of this entry >>

まったく新しい車

アメリカでまったく新しい車を登場させる際に大きな問題となるのは、そのスタイリングではないでしょうか。歴史も伝統もない車が市場でどういう位置付けをされるのかの鍵を握るのは、やはりスタイリングでしょう。カイザー・フレイザーは1920年代末から米欧で活躍してきた名デザイナー、ハワードダッチペダーリンを起用してアイデンティティーを確立しようとていたようです。1930年代にはフランスのカロスリ(ボディ製作会社)と手を携えてフェルナンデス・エ・ダランとして傑作を残していますし、パッカード・ダーリは曲がりなりにも旧年の命脈を保ったのですから。最初の1947年型カイザーとそのデラックス版のフレイザーは、完全な戦後型の3ボックス・4ウインドー・セダンでした。結局このボディにメリハリをつけたような1949年のフォードに名を成さしめてしまいました。 Read the rest of this entry >>